・真田光
高校三年生。ただ一人の男のクライマーで、クライマーの隊長。
両親が事故死し、祖父母に引き取られ生活してきた。幼い頃の記憶がかなり曖昧で、久しぶりに再会した幼馴染み・眩歌のことも全く覚えていなかった。
ガイストに追われている所を紅梨に助けられTERAに連れられてきた。そしてクライマーであることを告げられるも、当初は戦いを拒否。しかし化物に追い詰められて怯える一般クライマー達を放っておけず、武装をかき集めて出撃。戦いの中で光の剣・レイブリンガーを発動させ、見事初陣を勝利した。語感に運命的なものを感じ自らレイブリンガーと名付けていたが、程なく天野玲衣と出会い、恋をする。
フィニッシュクライムは光技・シャイニングディバイド。そしてほとんど制御できない状態ではあるが神技・エターナルディバイドを幾度か使用する。その前後に発動する黄金の剣を当初明美やシンは呪われた神剣・エヴァーブレイドと呼称していたが、光はそれを自らの意志で必死に抑え込もうとし、やがてテラブリンガーと呼ばれる全く新しい力へと進化しつつあるという。
(特に能力に個体差はないが)蛍の願いが最もこめられたセレスティアルグラスパー・グロウを持つため、グラスパーフォームへ変身後も他のクライマーに比べ一つ抜けて使いこなせている。ガニメデとの戦いでフルアクセレイトモードを発動させた。
初戦で既にユニット無しでクライムを武器化させたこと、唯一男でクライマーであること、記憶障害にありながらも深層意識にかつての幼馴染みが在ること、そして敵であるはずのガイストに成長を心待たれているフシがあることなど、謎が多く、本人も徐々にそれらに対し恐怖を抱きつつある。
それらの反動と家族との思い出がない寂しさからか、自分に好意を抱いてくれる者には恋愛というより家族愛に近い形で接する。
戦いで見せる勇気とは裏腹に、傷つけてしまうこと、今の関係が無くなる事を恐れ、未だ玲衣に告白することができずにいる。
生真面目に自分が恋をした玲衣への想いを貫き通すため、さんざん誘惑責めにあっても決して挫けない(が、実際は常に理性ギリギリ。特に煌羅に誘惑された時とひなたとホテルに行ったときはきわどかった模様)
何かを知るもの達が共通して彼を「SHINE」と呼称するのは、何故なのか……。
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・天野玲衣
高校三年生。
ガイストの侵攻で世界が混迷を極める中、半ば置き去りにされるように両親に一人日本に残され、世界に諦めを抱いていた。死ぬ前にガイストを見ようと避難区から抜けだした時運悪く本当にガイストに遭遇、光に助けられた(実際には光が助けたと気付いていないが、その初めて自分を助け出してくれた暖かい光=シャイニングディバイドは強烈に記憶と体感に残っており、後のティークル戦の際デジャヴを感じている)。
光と同じく、初めてあった時に一目惚れをする。奇しくも互いの想いに気付いていない。もともと素直になれない性格で親友である詩奈と友美がいくら後押ししても進展しなかったが、高校3年生になってから光の周りの美少女率が急速に増加し、焦りからかかなり攻めの姿勢に。ただし、女としても攻めるがむしろ鉄拳による攻めの方が多く、並の女の子程度の平手などでは光もここまで勘違いしなかっただろうが、あまりにも暴力が強大すぎるため本気で嫌がっているとしか捉えられない。
事あるごとに姿を消す光に疑いを持っていたが、光が想いを寄せる人物という事でティークルに狙われる羽目になり、保護の名目もありTERAに入隊。しかし、光との距離、そして疑念はあまり変わらなかった。
周囲が引くほどのエロ本を蔵書しており、気に入った場面には付箋をつけているほど。明美が性癖の読み違いをした数少ない一人で、彼女はベッドの上では甘え癖がありそうだ、と予想していたが、実際には光の奥手も相まって相当の攻め側になるようだ。自分に淫乱の気がある事は諦めるように自覚しており、恋敵がお弁当を作ってくれば対抗策として取るのは自分の部屋に泊めようとする、透けてもおかしくないような薄布姿で下着も着けずに現れるなど、あえて自分に隙を作る事が多い。
触角にしか見えないクセ毛は性感帯。酔っぱらうと泣き上戸になる上淫乱癖に拍車がかかり、自分で性感帯である事を自覚しながら眠っている光の手を無理矢理おしつけるなどしていた。
妙な夢を見たことで、今後の行動に多大な影響が出そうだ。
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・聖園亜輝
高校3年生。
人の心を文字と形として捉える力・アストラルリード能力の持ち主。
周囲にはアストラルリード能力は遺伝だと話しているが、現在の能力の大半は遺伝子改造によって導き出されたもの。本人も薄々それは気付いている。実際には亜輝に能力が受け継がれなかったわけではなく、強引に引き出すための手段として使用されたようだ。だが、既に遺伝子改造で能力が発露した後で父母を凌ぐ潜在能力があることが判明。母親でさえ自らの能力を制御できず一度精神崩壊寸前まで追い込まれており、今もその後遺症に悩まされているため、その潜在能力が開花し上乗せされた時亜輝がどうなってしまうのか、周囲は危惧している。
現に、同じAD能力のシン、シグナが能力を解放した際、そのあまりに強大な力の余波で一時的に能力が暴走してしまった。
沙輝自身は、支えてくれる人さえいればそれは乗り越えられる、と言う。それは楽観か、それとも……。
TERA創設時、沙輝は明美の力になろうとしたが、明美は沙輝の身体をおもんばかりこれを拒否。
丁度自らの能力に葛藤し半ば自暴自棄になっていた亜輝は、流される形で入隊したが、宛がわれた役職は対象が光でなければ娼婦同然の監視役。反発からか最初は頑なだったが光と交流することで心が軟化、TERAの一員として気持ちを改たにする。
興味本位で人の心を見てきたせいで極度の男性恐怖症になり、当初は触ることすら出来なかったが、光への思いが本物になっていくにつれ、少しずつ改善されていく。
現在でも恋人という”役職”は公認のままである。
だが、自ら積極的になれないのに言うことばかり大きいせいか、紅梨にすら全く恋敵として眼中に入れられず、本人は大いに不満。
何故か不慮の事故で光に裸を見られることが多い。
しかし本人が嫌がっているその全裸披露も無意識下の願望ではないのかと思うフシが多々あり、その最たる理由が酔っぱらうと周囲の制止も振り切り自ら全裸になり、しかも無理矢理見せようとする事。普段いい子にしている事で抑圧されているのか、酔うと脱ぎ癖に加えSっ気も出てくる。
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・南野紅梨
大学2年生。翔盟大学に通う。
愛薄い両親から姉を守ろうと妹の煌羅は一方ならぬ努力を続け、様々な分野で結果を出す一方、紅梨は努力してもまるで報われず、妹への大きなコンプレックスが生まれた。そのため、自分を年上扱いして欲しいという願望を抱き、事あるごとに率先しようとして裏目に出る。
自分が好きになった光が妹の方に好意的だと焦るあまり、妹になりきれば好きになってもらえる、初体験を妹より早く済ませて大人になりたいなど、結果的に子供そのものな浅はかな行動が目立ったが、大喧嘩の後仲直りし、少しずつ精神面でも成長しているようだ。
実家近くの街がガイストの襲撃で壊滅、逃げ遅れていた姉妹はガイストに殺されかけるが、妹の煌羅を助けたい一心で紅梨は内に眠っていたクライムを発動、これを退ける。やがてTERAに妹共々入隊、トップクライマーとして前線に出撃していくこととなる。
武装はスカーレットグレイブ。見た目は重量級の大型武器だが、紅梨は苦もなく振り回す。
フィニッシュクライムはフォービデンスカーレット。クライムの放出量が全クライマー中最強であり、直撃すればSレベルガイストでさえ細胞崩壊を起こす。その無惨な死に様を敵にさえ与えることが躊躇われるため、幾度か敵の大技を相殺するためのいわば防御技として用いられた。
そしてシンフォニアクライム・双技・シンフォニックシュトルムを妹ともに発動。だが、強大な破壊力を持つ反面、姉妹の心が完全に共鳴同期しなければ発動しない技のため、戦闘時の心向きがまるで違う姉妹は不発させることが多い。
TERAメンバーの中でほとんど唯一、玲衣と光の間の絆に気付いていない。
鈍感さは光の上を行くレベルで、必死に大人ぶろうと「抱いて欲しい」などと口にするも、実際は前戯の意味さえ知らなかったり、欲望をアストラルリードした亜輝から「幼稚園の落書き」と評される、軽く舌が触れる程度だったファーストキスをディープキスだと興奮気味に語るなど、性知識に関してはもはや蛍と同レベル。
妹に常にセクハラされる、桜菜に夜這いされるなど、百合に関しては大モテ。密かに同僚からの人気も高く(いろいろな意味で)苦労が絶えない。
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・南野煌羅
中学3年生。
幼いながらに両親の我が子に対する無頓着さを感じ、姉を守るため「いい子」であるべく努力を続けてきた。
それが姉へコンプレックスを植え付けてしまったことは承知しており、TERAに入って以降は最強と褒め囃される姉の居場所を奪わぬよう、戦闘や訓練を避けてきた。そのため後から入ってきてその座を奪った光に当初激しい怒りを覚えていたが、自分の間違いに気付き、出撃。ガイストを撃破。
さらに接していくうち、姉と同じような感情を光に抱くようになる。光への信頼と思いはやがて姉と同格になり、普段なら必ず姉を優先してきた煌羅が、光への姉の恋愛の姿勢を激しく批難し、確執を生んだ。
幼い頃から周囲の感情に敏感だったせいか、事あるごとに他者の、時には本人すら気付かない真意を察知することも。そのため同族嫌悪的に明美を少し苦手とする。
そんな彼女だが、当初は姉と自分を繋ぐ新たな絆・クライムに一時浮かれたせいか、学校内で自分が居場所を失いつつあったことには気付かなかった。いよいよ全てを失い、姉だけしかいなくなった折、自分を後押ししてくれた光の存在は大きいようだ。
武装はアメジストランス。ユニットマテリアルの力は左右両方のリボンに及んでおりどちらもランスになるが、煌羅は主に右のリボンを使用する。
フィニッシュクライムはエクストリームアメジスト(風技)、そして姉との合体技である双技・シンフォニックシュトルム。戦闘はある意味光よりも割り切って敵を倒すことを躊躇しない煌羅は、逆にどんな敵であれ言葉とは裏腹に戦闘への躊躇いがある紅梨とは共鳴同期が難しく、シュトルムは不発になることが多い。
既に友人を失った経験上、それ以上の喪失感を味わいたくないと恋愛は拒否、姉を大切にする事が第一だが、最近はそれに光も加わっている模様。気兼ねなく話し合える関係のようだ。
単独での初戦闘の時明美が煌羅の動きに光の戦い方を見るなど、出会った当初から光の事は認めていた。
彼氏は作る気がないから一番気に入っている男である光に抱いていいとあっけらかんと言うなど、本人は節操がないと自嘲しているが、明美に言わせればそれはむしろ純真さの裏返しだという。
きつい口調や皮肉でよく周囲の反感も買うが、誰よりも寂しがり屋で甘えたがり屋、特に辛いことがあったときや死ぬ思いをするような戦いの後は、真っ先に光にちょっかいに見せかけて甘えようとする健気さも。
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・皇閃華
高校1年生、光の後輩。
学校ではミステリアスな美少女として人気だが、友人関係は皆無。
表向きは神社と道場、しかし退魔の力を受け継ぐ、皇家の巫女として育てられた。
幼い頃友達として接していた幽霊が豹変、そうなる前も後も何も出来なかった無力な自分に絶望、心を半ば閉ざし全ての命を救いたいと己を鍛え続けてきた。そのため幽霊は存在自体は自然の摂理と納得しているが、人間へ危害を加えるものは可能性の段階でも抹殺する非情さを持つ。
やがてTERAにスカウトされるも、人を助けたいという気持ちの源泉・償いと悔恨という負の感情と、焦りが邪魔をしたせいか当初はほとんどクライムを使えなかった。明美の計らいで光の弟子となり、彼への思慕がその気持ちを上回り、そして確固たる信念は彼女を一気に覚醒させた。クライマー中最も肉弾戦を得意とし、初陣では回し蹴りでガイストの胴体を真っ二つにするなどして司令室を驚愕させた。
その後も前線で目覚ましい戦績を上げるも、かつての自分と親友と同じ境遇にある光と眩歌に、再び忌まわしき思い出が蘇り、動揺。光を守ろうと眩歌を祓おうとするが、光にさえ理解してもらえない孤独と義務感は迷走、ついに自分の覚悟を見せるため光と本気で1対1の勝負を繰り広げた。
自分の落ち度で眩歌を追い詰めていたことを悟りさらなる悔恨に襲われるが、運命を乗り越え生きようとする眩歌を見て、最後には互いに勇気づけ合い、新たな力を発動させた。
武装はブルーティッシュガントレット。彼女の格闘・攻撃力を飛躍的に上昇させる。
フィニッシュクライムは閉じこめた結界内の敵にクライムの拳弾を無数に叩き込むブルーティッシュファランクス。結界が円柱として展開する前円盤型に飛んでいくため、敵への打撃や足場としても使用。さらに未熟ながらも発動させたグラスパー・フルアクセレイトモードにて最大加速からの一撃必殺の拳撃、ブルーティッシュミーティアスを完成。図らずも親子二代の因縁と繋がりを持つ相手・カランを撃破した。
さらにブルーティッシュファランクスの内側の敵にシャイニングディバイド・フォービデンスカーレット・エクストリームアメジストを同時に炸裂させる四人の合体技をそのカラン戦で使用した。
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・上科蛍
12歳。
幼くしてTERAの頭脳と言うべき存在。
もとはTERAと全く関係ない(というよりTERA創設の遙か前から進められていた)人工的に天才を作り上げる遺伝子研究所の試作の一人。ベース遺伝子自体は特別な人間のものだが、それ以外は過酷な環境下に置かれ這い上がった、たたき上げの努力家。
数少ない成功作だが、そのあまりに感情の無い瞳は、研究員達すら罪の意識に苛まれるほどだった。
社会に怪しまれない肩書きのため、1年半だけMITに留学、その間で全ての教育課程を終え博士号を幾つも取得という異例の措置を取られる。当然その間も完全に監視下に置かれていた。卒業後はすぐに連れ戻され、再び研究所での生活。
全てに絶望し、ただ生きるためだけに努力し続けてきた。TERAに引き取られた後もその神がかった天才性ゆえ周囲に距離を置かれていたが、光に出会ったことで素直に笑えるようになった。以来、光を慕う。
彼女も煌羅ほどではないが育った環境故か周囲の感情に敏感で、玲衣が光を好きなこともすぐに看破した。
一途に弟を愛する沙耶香に影響されたこともあり、思い切って光に告白するも、玉砕。さらに、ガイストが滅びれば自分の居場所であるTERAが解散になるかもしれないと危惧し、純粋な願いからとはいえ光と対立。
しかし、その過ちに気付き、奮起。極限の状況でシンパシックフォームに目覚め、セレスティアルグラスパーを完成させた。
それを届けた戦場で、ガイストに殺害される。光の勇姿を見守りながら、息を引き取った。
だが、戦闘後、号泣する光の前で何故か蘇生。リリアンの力やティークルのカラミティーヘブンの助力があったとはいえ、既にほぼ死んだ状態から何故生き返ったのかは未だもってわかっていない。
蘇生後、妹として光とずっと一緒にいたいと告白。光の側が、自分が一番いたい場所なのだと打ち明けた。
しかもそれだけでは収まらず、妹という肩書きを武器に更なるアプローチに出る。
沙耶香らはシンパシックフォームは蛍が自ら忌む遺伝子改造の産物と思っているが、実は理由はそれだけではない。
異端視される期間が長かったためか、幽霊であっても色眼鏡で見ず、眩歌を庇った。ただし通常状態の本人には見えていない。
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立川ひなた
TERAのオペレーター。22歳。
幼い頃から漫画やアニメが大好きで、イベント参加やコスプレなどに熱を出す学生時代を経て、声優を志すが、公開オーディションで眩歌の実力を目の当たりにし、失意。自らチャンスを放棄し、途方に暮れている所を明美にスカウトされた。
何の経験もなくTERAに入隊したはずが、オペレーターとしての才覚は随一で、熱心な仕事ぶりも相まって程なくマスターオペレーター(オペレーター長だが、実質副司令的立場)の地位に。
いろいろからかいもするが、明美もひなたのことは心から信頼しているようだ。
その勤勉実直な仕事ぶり以外にも、居住区管理部や救護部の制服をデザインしたり、たった一度聞いただけの眩歌の歌を丸暗記するなど、多方面において非凡な才能を見せる。
明美の計らいで練習と称して光とデート、最後にはホテルにまで行ったが、そこで愚直なまでの光の優しさに触れ、逆により意識するようになる。悪戯で光と一線を越えたという嘘を演出し、光は罪悪感に悩まされた。
だが、アフターケアを怠ったため、時間が経つにつれ、光は半信半疑になってきている。(というか、もう嘘ではないかと思っている) もちろん、周りはほとんど最初に気付いていたようだが。
デザイン能力はあるがそれはメイド服などという特殊なものに限定され、普通のお洒落はからきし。
後輩で同僚の美樹にたびたびお洒落についてはレクチャーされている。
明美が何か隠している事に気付き始めているが、追求しようとまではしていない。
本人も半々自覚してはいるが、主に内面で男性の理想が高く、そのせいで学生時代も人気は結構あったものの恋人は一度も出来なかった。
紅梨とは別の意味で年上ぶりたがる一面もある。
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・榊月明美
TERA総司令官。
28歳という若さで総司令という大役を務めている経緯は不明。そもそもTERAは国連直下の組織でありながら明美の行為と権限はその枠組みを逸脱しており、何故か上層部の面々も明美には全く頭が上がらないようである。基地内に娯楽施設を作らせる、職員を女性のみで構成するなど、クライマーの力の源泉が心であることを差し引いても認められるはずのない無茶を通している。
それを快く思わず嫌がらせを仕掛けてくる輩も多いが、位の高い者ほど明美の行動には目を瞑っているフシがある。
シンの存在やシンフォニアクライム、SHINEについて知るなど、秘密多き女性。
28歳というのも司令官にしては若いが、それ以上にどう見積もっても女子高生にしか見えない強烈な若さを誇る。
諜報部の灯子と過去に因縁があるらしく、事あるごとに衝突をするが、どこか後ろめたさも感じさせる。
部下の恋愛を見守る(&茶々を入れる&引っかき回す)のが大好きで、ためになるアドバイスもならないアドバイスも害悪になるアドバイスももれなくしてくれる困った年上のお姉さん。
光がティークルに倒されたとき、現実か、精神世界か、光を闇の縁から引き上げたのは彼女だった。
普段は、仕事はほとんど部下に丸投げ、メンバー選出は鉛筆転がし、自分の適当な意見で場を混乱させるなど、司令官としては三流以下のダメ大人である。
だがここぞというときには若者をしっかり導く、頼れる一面も。
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・球野詩奈
18歳、高校三年生。
友美とは中学時代からの親友。玲衣とも中学時代からの友人だが、本格的に仲良くなったのは高校に入ってから。玲衣が自暴自棄になった時、支えになれなかったことを後悔していた。
中学入学時には既に全校生徒で並ぶもののないプロポーションを誇る友美といつも比較され、コンプレックスだったため、自分も普通に美少女だということに気付いていない。
玲衣が光に一目惚れしてからは、四人で行動するようになり、玲衣の天の邪鬼さに苦笑しながらも、恋の後押しをしてきた(聞こえはいいが、実際邪魔になっていたことが多い)。
光と玲衣の事ばかり意識するあまり、校内随一の美少年・陽一が自分を気にかけていることなど全く気付いていなかった。
シンとの決戦の際、シェルター内で陽一に告白され、晴れてバカップルに。
姑=姉の妨害もあるものの、順調に清き交際を続けているようだ。
光は誘惑を理性でギリギリ抑えているが、陽一の場合、思春期を迎えてからも姉と一緒に寝たり風呂に入ったりしていたせいで本来の健全な男子の持つ女性への関心自体が薄く、自分の貧弱な身体でそれをどうやって矯正していくか悩み続けている。
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・円条友美
18歳、高校三年生。
詩奈と同じく中学時代からの親友。
陸上部所属で、立派な胸に似合わず県内屈指のスプリンター。
玲衣も詩奈も直情径行型のため、友美がストッパーの役割を果たしいいトリオとなっていた。
が、ツッコミ役なことが災いし、被害を被ることが多い。
その圧倒的なナイスバディのせいで、男子からは欲まみれの視線、女子からは嫉妬まみれの視線を送られることが日常となっており、本人も慣れてしまっている。
もちろん、おっぱい好きの煌羅の格好のセクハラ対象になってしまった。
男関係が奔放な姉がおり、トラウマを抱えるほど煩わしい存在だと思っているが、反面、一目置く部分もある。
かなり強引に男に迫られることもあり、中学時代は玲衣、知り合っててからは光に守られている。
玲衣が男に暴力を躊躇しないのは、昔自分に迫る男をぶっ飛ばし続けたせいで擦れてきてしまっているのでは、と自責の念に駆られることがあるようだが、はっきりいって、それは全く関係ない。
関係自体は進展しないまでも心の距離は僅かずつ近づきつつある感のある光と玲衣、陽一と付き合いだした詩奈、実質グループの中で一人だけ独り身になってしまった友美。
詩奈が陽一とつきあい始めたことが引き金になり、自分が詩奈を意識しているのではないかと気付くが、実は…………。
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・綾城葉月
一般クライマー。古参のクライマーでTERA設立間もなくに抜擢されている。本人も家も銃器とは何の接点もないが何故か射撃の天性の才能を持つ。そのためかバスターユニットを主に使用、後に強化型の専用ユニット、バスターユニット・アドヴァンスを与えられる。
TERA入隊当初は猫を被っていたが、光に裸を見られ、その後助けられた辺りから何かが吹っ切れ、もう一つの天性の才である究極的な被虐性癖が行動の前面に出だす。誰にでもというわけでなく、自分が見初めた光だけに様々な願望をぶつけ当人を困惑させる。風呂場での全身スポンジ、光以外誰も見ていない場所では容易く全裸になって光に密着するなど、当初裸を見られ悲鳴を上げたとは思えないほどの変貌を果たしている。
紅梨とは大学の友人。おそらくは紅梨が学校生活で出来た初めての友達かもしれない。
ちなみに紅梨にも自分と同じ性癖があると確信している。
(疑似)フィニッシュクライムは、バスターの限界を超えた連射であたかも巨大なレーザーかの如く無数の銃撃を敵に叩き込むラピッドガン・スタッブ。
誰隔てなく優しいものの、自分は尽くすだけで愛は望んでいないのに、そのどちらも得られる位置にいる玲衣だけが唯一天敵といえる存在。
使用武器の特性も相まってか、桜菜とは戦闘でなかなかいいコンビ。 |
・観月桜菜
光達とは別のお嬢様学校に通う。高校1年生。
さりげなく社長令嬢だが、父親は娘の仕事に誇りを持つ理解者。
ちなみに今品行方正で各界に清楚な社長夫人として名を馳せる母は、実は元ヤン。
TERAにスカウトされ、当初は嫌がっていたが、紅梨に一目惚れし、入隊する。煌羅は紅梨ありきのレズだが、こちらは真性百合。
重ねて、煌羅が男に興味がないわけではない(律しており、かつ、現在は光に惹かれている)のに対し、桜菜は恋愛対象は完璧に女だけである。
女にもてるというより、紅梨が好きな光を許せない。
閃華でさえ、最初は難色を示していた光の女性周りを理解するどころか自分まで加わってしまっているが、桜菜は変わらずその点を決して認めない。
だが戦士としての光の力は認めており、昔からさりげなく助言をもらおうとしたりしていた。
怖いことが人一倍苦手で、心なしかトイレが近いのが悩み。
最近では煌羅の不器用な優しさにも気付き始め、紅梨一筋のはずの心が無意識に揺らいでいる。
(疑似)フィニッシュクライムは、バーティカルウォールをも篭め、最大発動させたブレード二刀による連斬、バーティカルエンド・ツヴァイ。技そのものは光のアイディア。
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・北深眩歌
元声優、現幽霊。中学卒業と同時に役者の道を志し、演技力で頭角を現す。ひなたも参加した公開オーディションで見事ビッグタイトルのヒロインを射止め、そこから加速的に人気を博し、一気にトップアイドルへ。
光と月夜の幼馴染みで、光に恋心を抱いていたが、月夜の深い思いに萎縮し、自分の心を仕舞い込んでいた。
異性を意識しようとするとその都度光を思い出し切なくなったため、次第にそういう話題から意識無意識問わず耳を塞ぐようになった。言わば、女性としての感性が小学生のまま停滞している。
(つまり、例えば子作りの方法なども機械的な知識として知ってはいるが、それを異性を意識する行為とは取れず、あくまで「赤ちゃんを作る方法」に過ぎない。小学生の女の子が異性に裸を見られたくない程度の羞恥心はあるが、それが「何故か」という結論とは結びつかない。結果、年頃の異性である光の布団に躊躇無く潜り込むという行動も取る)
カランに目をつけられたため運転中に意識を失い事故死。その後幽霊になるが、過去の悔恨から光を守ろうとする閃華とガイストのカラン、両方から狙われる事になってしまった。しかし悪霊になる運命を覆し、消滅も免れ、結果的に閃華のパワーアップも促した。光達は眩歌の心が予想以上に強かったためと思っているが、実は、眩歌の運命はそのほとんどが別の人物に握られていた。
図らずもカランとは互いに因縁の関係だったが、本人同士はそれを全く知らない。
現在も光への思いは変わらないが、恋心はやはり仕舞い、守護霊として光の側にいることに幸せを感じている。
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・梓堂陽一
もともとは光達を遠巻きに見ているだけのクラスメイトだったが、玲衣に光への当て馬として目をつけられたのを逆に自分で好機とし、詩奈に告白、恋人となる。(ちなみに光達は皆、陽一が好きなのは友美だと思っていた)
サッカー部のエースだが、その美少女じみた容姿のせいで、むさくるしい部員達に危険な感情を抱かれている。
なお、男なのに校内非公式美少女投票で詩奈より上位にランクされてしまっている。
姉に溺愛され、肉親の範疇を超えたスキンシップをされているせいか、女の子への健全な欲望自体が薄い。
にも関わらず、光には夢見る少女のような視線を向けることがあり、詩奈を悩ませている。
普段は温厚だが、ガイスト相手に一歩も引かない勇気も持っている。
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・梓堂沙也香
TERA科学部の副主任。陽一の姉。両親を早くに亡くしたため、陽一を養うために必死に勉強をし、若くして実力ある科学者になった。学生時代一度だけ若気の至りで男子と付き合ったことがあったが、長続きせず、以降、より陽一に依存するようになる。
その情愛は家族のそれを遙かに逸脱しており、一線を越えることすら何の躊躇いもないフシもある。
陽一と一緒に入浴するのを楽しみにするなど、詩奈にとっては目の上のタンコブどころの話ではない。
が、詩奈のいいところはちゃんと認めており、姉妹のような関係になりつつもある。
TERA入隊当初は蛍の超人的な天才性を受け入れられず、距離を取って接してきたが、光を前に子供らしい笑顔を見せた蛍を見て深く後悔し、以降は自然体で接していこうとするようになる。
失恋し悲嘆に暮れる蛍を励まし、共にセレスティアルグラスパーを完成させた。
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・倉方美樹
TERAオペレーター。20歳。
ひなたの友人にして後輩。
能力は人並だが勤務態度と人柄からか、明美からも頼られており、自身が不在の折(冗談半分とはいえ)代理司令を任せられるほどだった。
シンガーソングライターを目指す年下の彼氏がおり、順風満帆だが、ひなたに嫉妬されいたずらメールなどを送られる。実は彼氏の方はひなたを知っており、美樹との仲のよい証拠として笑って流しているようだ。
お洒落に疎いひなたのアドバイザー。デートやお出かけの際は必ずといっていいほど相談を受ける。
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・聖園沙輝
亜輝の母。
娘の幸せを切に願っているがややズレており、夜の営みに回数指定を設けるなど、妙にそちら方面に熱心に焚きつける。光のことを一目で気に入り、親らしからぬ強烈な誘惑を仕掛けたりもした。
彼女もアストラルリーダーだったが、能力の暴走によって一度精神崩壊を起こし、今はリミッターで能力を抑制している。その時の後遺症か、普段は時間の流れが人と違うかというほどのスローペースだが、有事には凛とした威厳をもって、聖園家のクライマーである鏡子と硝子に命令する。
地球と共鳴する能力を持つらしく、抑制していても、大きな災いが迫るとそれを無意識に察知してしまうようだ。
既に高校生の娘を持つ彼女が、何故明美と同級生かのようなやりとりをするのかは不明。
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・鏡子・硝子
聖園家のメイド。
孤児であり、出自が全く不明なため、沙輝の厚意により聖園の性を名乗らせて貰っている。
亜輝の姉変わりで、普段は光の周りの女性の大人の多聞に漏れず、やたら色恋を増長させる明るいお姉さんだが、その正体はクライマー。能力に制限があるようで滅多なことでは戦えないが、戦闘経験は豊富なようで、力は今の紅梨達と互角以上。しかも、シンフォニアクライムまで極めている。
互いに年下の少年が大好きなようで、純真な少年を誘惑することを何より楽しむ困った面も。
武装は鏡子がトンファー型のエメラルドアームド、硝子が三節棍型のエメラルドロッド。
各個のフィニッシュクライムはないようだが、彼女たちは双技・シンメトリアルファントムを完璧に使いこなしている。
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・灯子
明美のかつての同級生。
彼女が学生時代アキラとつきあい始めてから、少しずつ運命に綻びが生じ始めた。
TERA諜報部に属しているが、特に組織への執着はなく、謎の場所から座して動かないアキラとの橋渡しをしている。
胸に神剣・エヴァーブレイドによる傷痕があり、呪いのように治癒することなく絶え間なき激痛を彼女に与え続けている。それが時折狂気の引き金となり、一般人すら巻き込んで破壊衝動を満たそうとすることがある。皮肉なことにガイストであるシンにそれを諫められることもあった。
シンから紅梨達を救ったことがあったが、彼女が興味があるのは光だけ。その能力に一縷の望みを抱いているようだが……。
しかし、その少年少女達の純粋な生き様に何かを感じているのか、彼女の行動は、自身の破壊欲を満たすだけではなく、どこか、結果的に過ぎないにしろ、クライマー達を助けているようにも見える。
異なるエレメントのクライムを一人で使用する離れ業の持ち主。
炎と氷という能力は、まさに彼女の二面性の写し鏡である。
(が、クライムを使用していながら、本人はクライマーであることを否定している)
武装はネックレスが変化する魔銀の刃鞭・シルヴァリアスウィップ。
両極のフィニッシュクライム・アブソリュートノヴァ、アブソリュートゼロを使う。
未だ力の片鱗しか見せておらず、さらなる力を隠し持っている。
自力で編み出した神技を発動させるとき、灯子は真の姿を見せる。
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・ティークル・リュスター
究極ガイスト・シンの一人。光達の前に一番最初に姿を現した。
普段は沈着冷静だが、たまに人変わりでもしたように血を舐め飲む不可解な行動をとる事がある。
それは何か過去に起因しているのか、蛍がガラテアに致命傷を負わされた際、血だまりの中に幼い少女がいるという光景が引き金となり、仲間の制止も振り切って神技を発動させた。
恋という感情について知らない反面、愛については幾分か理解しているようで、光を愛する資格があるのはこの世で自分だけだと断じた。
常に光の戦いを見ており、その成長を待ち望んでいる。それは、好敵手の出現を楽しむためか、それとも……。
一度、完全に光を敗北たらしめたが、復活した光に可能性を見出し、追撃をせずに撤退した。
ただし余裕の退却というより、ティークル自体も自らの潜在能力を引き出しきれておらず、能力や行動に制限がついているためでもある。
にも関わらず既に現存するシンの中で最強の力を誇り、秘められた力は計り知れない。
もっとも命を取ることにはさして執着せず、光に限らず、誰であろうと、戦いで興味を失えば追おうとはしない。
幼い少女の姿から、光と同年代の少女へと姿を変え、それはエヴォリューションフォームと呼ばれている。
武装はカチューシャが変化した漆黒の弓、ダークネスアーチェリー。
強大な破壊力を誇る黒い光弾、ダークネスディザスターがフィニッシュクライム。
さらに、初見で光達と同じ武装を具現化するなど、技は多岐に及ぶ。
クライムには破壊に関連しない能力はないとされているが、彼女の神技・カラミティーヘブンは、クライムそのものを破壊するため、時間経過が間もなければ、クライムによってもたらされた傷や損傷すらも破壊する。
つまり、結果的に癒しの力にすらなり得る。この際、自分より力が下の相手に至っては完全にクライムを封殺される、恐るべき能力。が、シンですら多少の影響は受けた中、暴走した光には効力が及んでいなかった。
なお、あえて”再生の”神技と呼称することから、彼女は少なくとも二つ神技を持っていると思われる。
閃華はカランとの戦いで恐ろしい事実に気付いてしまったが、それをまだ仲間の誰にも打ち明けていない。
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・シグナ・プラン
シンの一人。
亜輝と同じアストラルダイブの能力を持つ。その力を、思考具現化、アストラルウェポンとして使用。
現存する武器を具現化させるが、クライムによって作られているため、威力は原型と比べものにならない。
ただし、クライムは指向性のある力なので、術者の舵次第で様々な応用が可能だが、彼女の場合実物の武器を具現化させるため、力加減がほとんどできない。
愛用の二丁拳銃であるルシファーアンドハデスのみ、若干の加減は出来るようだ。
共感か、あるいは反感か、煌羅に突っかかる事が多い。
奔放に生きているように見えるが、どこか、虚無感、他者への軽蔑、転じて憧憬が見て取れる。
フィニッシュクライムは具現化した武装の一斉射撃・パニッシャーナパーム。
手加減して撃ちながら山一つをあっさり吹き飛ばす破壊力を持つ。
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・ネオン・セルシア
シンの一人。
なぜか関西弁を話す、長身細身の徒手空拳戦闘型。
幼女に目がなく、ティークルも変身前をこよなく愛し、リリアンにもやはり目をつけていた。
シンが”創生主”と呼ぶ者と特別な関係にあるようだ。
武装変わりの神速の手刀・エクセリオンスラッシャーもその人物に関係しているらしい。
フィニッシュクライムは光速にまで加速して放つ一撃・インビジブルスプレイア。加速が極点まで達すればもはやシンといえども視認はできない。相当手加減した状態で灯子に放った。
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・シュラフ・ティアーズ
シンの一人。
普段は少し天然ボケの気があるおっとりしたお姉さんタイプの女性だが、戦闘時には圧倒的な力で相手を翻弄する。
ぬいぐるみのような召還獣を召還し、自爆を主にした自律戦闘を行わせるが、あくまでそれは前座。
てんしさんと呼称する天使に似た形態への変身こそが彼女のフィニッシュクライムであり、その状態ではやすやすと宇宙空間へ到達するなど、規格外の力を発揮する。
その天使の姿は一体何を意味するのか、エルージュの売り言葉に笑顔のまま怒りを見せたことがある。
だが、彼女が最も恐ろしいのはティークルを傷つけられたときであり、カラン相手には信じられないほど冷酷な一面を垣間見せた。彼女が何故そこまでティークルに執着するのか、今のところ不明。
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・リリアン・ブート
シンの一人。見た目は6歳ほどの少女。
煌びやかなドレスを身に纏い、言葉遣いも時代錯誤な王侯貴族風なことから、蛍に幼稚園の劇か何かと勘違いされたほどだった。
本当に偶然蛍と出会い、僅かな邂逅であったが、等身大に接してくれる蛍に友情を感じ、友達になった。
彼女はそれが見せかけであれ、優しさを見せる者に無防備になってしまう一面があり、それが、エルージュの過保護の要因となっている。善悪の判断能力に乏しいわけでなく、条件反射のように差し伸べられた手を取ってしまうようだ。
したがって自分の大切なものを傷つけた者への怒りは光と同じくらいに凄まじく、シンでありながら人間にも義理堅い。蛍に致命傷を与えたガラテアを凄まじい力で瞬殺した。
力の片鱗しか見せていないが、フィニッシュクライムはエンシェント・ディムネイション。
分身や分離などではなく存在別離がゆえ、同時攻撃が不可能なはずのガラテアを一気に全体具現化させ、重力を奪うことで宇宙まで突き落とし、消滅させた。
(ガラテアは単純な破壊力だけでは倒せないため、姉妹のシュトルムでもおそらくは倒せず、光のテラブリンガーを誘発するためのシグナのもう一つの切り札だった。しかしそれをリリアンがあっさり倒してしまったため、シグナは相当に不快だったようだ)
甘い物が大好きで、エルージュの目を盗んではパフェやケーキを食べに行っているようだ(ドレス姿で)
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・エルージュ・シーマ
自身もシンでありながら、同じシンであるリリアンに臣下のように付き従う謎の女性。
彼女を「姫様」と呼ぶことや、メイド服のような戦闘服を身につけていることから、かつても従者だった可能性がある。
その行動の全てをリリアンに捧げており、彼女に害悪と判断した物は容赦しない。
歩み寄りを願う光の言葉を一切聞く耳持たずはね除ける姿は、過保護な親を思わせる。
本当なら蛍も近寄らせたくないようだが、見たこともない笑顔を見せるリリアンに心を痛めながら、それを黙認せざるを得ずにいる。
ネオンのように自身が光速の動きを持つまでには至らないようだが、その剣閃は全力時光速を発揮する。
ガイストがシンの手でどのように生み出されているかは未だ不明だが、彼女はまだそれを掴みきれていないようで、せいぜいBレベル程度のガイストをけしかけるにとどまっている。
武装は星を殺すとの謂れある神刀・星斬刃。ゴッドウォールすら断ち切る魔剣である。
フィニッシュクライムはその愛刀・星斬刃で繰り出す究極の連斬・星葬。現段階では未完成だが、彼女は日々鍛錬を続け、自身の力を最高まで高めようとしている。全ては、リリアンのために。
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・カラン・テンター
究極ガイスト・シン。
幽霊の状態で閃華の父・帝に会い思慕を抱くが、生者と近しくありたいという心が悪霊への変貌を促すという霊の運命から逃れられず、悪霊へ変わり、閃華の父に祓われる。
一度幽霊になった経験を持った上でシンに転生したせいか、ティークルですら手出しできなかった強力な変身・スピリチュアルフォームを備えた。皮肉にも悪霊の時の本能的思考も色濃く受け継いでおり、そのため最強と為りうる可能性のあった自らの能力を全く研鑽せずに、魂食いに終始し時を過ごしてきた。
フィニッシュクライムはパンデモニウムインヘイル。自身のクライムを媒介に異空間への穴を顕現させる。それが本当に黄泉の国であるかは眉唾だが、生命力そのものを吸われる錯覚に陥るほど姉妹を消耗させたことから、魔的な力は十二分に働いていると思われる。
運命に導かれるように、閃華と戦うことになる。
閃華の決死の一撃に消滅させられたが、シンの特性により再生。しかしその未完成の能力の弱点を突かれ、シュラフに宇宙に追放されてしまう。自らの愛した者の子へ未来を託し、意識を静かに閉じた。
なお、本来であればシンに選ばれるのは別の人間だったが、創造主と呼ばれる人物の気紛れらしき原因でシンに。そして運命の悪戯か、そのシンに選ばれるべきはずだった人物を殺してしまい、結果的に自身の破滅を招いた。
余談だが、生前は良家の一人娘だった。本名は纏田華蘭。
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