感想


劇場版 仮面ライダー電王 キバ クライマックス刑事 感想


TV版ラストから劇場版二作目の間に、ファイナルステージの内容が入るようです。
(密に繋がっているかはともかくとして)

ファイナルステージ:TV版の後日談+劇場版2の前哨戦


ファイナルステージ+トークショーDVDに収録されていたこの舞台劇。キャストの人のトークがメインと思いきや、いやはや見応えのある話でした。
DVDで見るから少し「舞台劇だな」と思ってしまう点は見えるけど、これ、生で見れたらすごい盛り上がれただろうなあと羨ましくなりました。

2代目牙王とか、「ステージショーのお約束」超展開はあるものの、
・全キャラの決め台詞名乗り
・ゼロフォームを除く全フォームの結集
「俺は以前の牙王より遙かに強い」という 劇場版全否定 驚愕の戦闘力2代目
 ↓
電王(ぼくたち)とゼロノスの力を合わせれば勝てるよ!!」の流れ

最高じゃないか。生で見たかったぁ〜〜〜〜……。

ウイングフォームは「劇場版限定」と銘打たれているからまだいいのです。牙王は劇場限定ライダーとは言われていないし。
ゼロフォームはここでもやっぱり不遇なのでした。何のための超展開よ!!
2代目牙王の存在もそうだけど、あらゆる時間から良太郎を集めて4フォーム変身という苦労、しかもそのせいで一度ウラ達消滅したというのに、その劇場版をまあ、それはそれと言わんばかりにうっちゃってイマジンが4フォームに変身+良太郎がライナーフォームへ、というイケイケ展開をしておきながらゼロノスが!!
あのノリならデネブがベガフォームで侑人がゼロフォームでも何ら問題はないと思うぞ!!

侑人への年賀状が1枚しか来なかったというのは、そういう脚本なのかそれとも……なのか判断に迷って困る(笑 (「桜井侑人」へ、ということでね)

あと、チケットが龍騎のアドベントカードとごっちゃになって能力カードになっていて面白かった。

ファイナルステージは面白かったです。まだ見てない人はDVD必見。


トークショーに関しては、感涙の涙に沈んだ中村氏にもらい泣き。
あとClimaxJumpの合唱でのコハナ環ちゃんの癒される歌声。
そしてウラタロスの音速を超える腰振り。



クライマックス刑事:望んだ未来



まず全体的な感想を言うと、キバが大分必然性を感じないなあとは思いました。やっぱり元々Vシネだったものを劇場公開にまで持って行くには(最初からキバと一緒は確定だったにしても)現行放映作との共演が大前提だったのかなあ。
ただあれ以上キバが目立つと確実に電王ではなくなっていたと思うので、配分的には丁度よかったかと。

何で良太郎達が再会したかはほとんど説明されずに、当たり前のような自然さで話が進む。
一応上記のFSが繋ぎにはなっているとはいえ、それも含めやたら矛盾が生じる流れでありながら、子供向け番組ということを差し引いても「まあ、別にいっか、そんなこと」と思わせてしまう電王の作風はものすごい強みだなあと改めて実感。
FSの頃からだけどゼロノスが再び変身できるようになった理由とかも全く触れず。

ミラーモンスターみたいのは特殊な例ですが、キバと電王世界ではちゃんと双方の怪人は撃破できるようです。

パス盗まれたりハイジャックされたりこれで何度目だよとオーナーに言いたい。危機管理力皆無。自力でデンガッシャー具現化できるなら事あるごとに戦えと。さすが最終決戦丸投げしてチャーハン喰ってただけのことはある。「憎めないキャラ」というには少し遠い理由は、自分で肝心なことはしないくせに威厳ありげに振る舞うキャラなとこなんだよなぁ……。

大まかなあらすじは、
はぐれイマジンに予備のライナーパスが盗まれる→(何故か)デンライナー署という警察もどきを独自で組織し、地元警察の協力を借り捜査→公園で不審な行動を取っていた渡と一悶着→同じく同時に捜査していた侑人と合流、共闘→ファンガイアとイマジンの合同集団と決戦→遅れてキバもやってくる→勝利、これからも警察やろうぜ!!
という感じ。
不審者と間違われて物語に何とか絡む渡が不憫。

一点不満な点というか残念な点は、夏の劇場版と比較して予算規模が少なすぎるのが意識しないようにしてもものすごく見えてしまう所。
元々OV製作だったのだからそんなに着ぐるみの新造もできないと思いますが、そもそもラスボスからして電王の全くの色替え戦闘場所が超小規模、極めつけは普通の役者さんにステンドグラスのエフェクトをかぶせただけのをファンガイア集団とする強引さ。
ゼロノスのグランドストライクで人間が次々爆散していくシーンは必見。
最終回のイマジンとか過去の流用なんだから、ファンガイアもそれでいいと思うのだが……。

でもそれさえ気にしなければ実に楽しい作品です。
侑人がウラタロスに乗り移られてパツキンの女傭兵を口説いたり。「ユ、ユウト(ぽっ)」

「みんなで力を合わせないと、五分五分みたいですから」は名シーン。こういう熱い青くささが電王の真骨頂。

リュウタロスが念願かなって愛理さんと仲良くなれたのは微笑ましいけど、ガンフォームがすっかりやられ役になっちゃってるのがなぁ……。そのせいか、ガンフォームもクライマックスフォームへの起点になる事が多い気が。
あと、さりげなく三浦尾崎が良太郎の正体に気付く事に。

良太郎と侑人が国会議事堂の前で変身するシーンはかっこよかった。
あとは、合成でいいから、国会議事堂を木っ端微塵にして平地にしてそこで戦うとかゴジラ的演出が……駄目ですか。見たかった。
ほら、キャッスルドランがうっかり踏み潰すとか。

そして圧巻なのが、冴えないけど一生懸命頑張る新米刑事のために雑魚を一手に引き受けるコハナの勇姿。雑魚を始末した後は件のパツキン女とタイマン。あっちは厳かな聖剣持ってるのにコハナは鉄パイプで立ち回るという。
あれだ、ウカワームと決着を着けるドレイクのために静かにその他の雑魚に立ちはだかる天道のような粋なかっこよさだ。
ちゃんとハナへと戻りつつあるのだろう、冴えない男にやたら母性本能が湧くというハナ特性は健在。

残念なのが、クライマックスフォームとキバのダブルキックにエフェクトをかける余裕すら無かったこと。
巨大戦の予算をそっちに回して……!!
キックにエフェクトもなし、ネガ電王も棒立ち、最初よけると思ったよ普通に。
最後にデンライナー&ゼロライナー&キャッスルドランで戦うというシーンでバトル締め。

そして電王といったらこれ、のお涙シーンがあり、最後はドタバタで終わり。
ビビったのが、良太郎が侑人のツンデレにうんざりしている描写があったこと。
デネブが「侑人も仲間に入れてやってくれ!」とお願いし、侑人が「バカ、別にそんなのやりたくねえよ」といいながらめがっさチラ見してるのに良太郎がモモタロスと一緒に笑いもなく辟易した顔でそれを見返していた。誘う気無しッッッ!!!
怖っ。未来の義兄という微妙な関係の弊害か……。

TV版が「未来への希望」を予感させる締めなら、こちらは「未来という現在」というべきか。
主題歌のClimax−Actionの歌詞の、「同じ時を重ねた日々、最高の夢を見てた」というのが良太郎とモモタロス達のことを言うと同時に、電王という作品とファンの関係、視聴者へのメッセージのようでグっと来る。

面白かったです。キバの終わる時期にもう一回やって欲しいくらい。
これで、戦隊みたく夏に劇場版、春にOVっていうのが定着してくれればいいなあ。








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